失敗しない実印の作り方
重要な契約、大きな買い物で使用する実印の失敗しない作り方を紹介しています。大切な印鑑だからこそ、自分の納得のいく1本を作りましょう。
これで安心!実印の作り方手順
作り方1.印鑑通販店をチェック
実印を作るとなったら、まずは印鑑を販売している通販店を見てみましょう。
お店によって、取り扱っている印材の種類や納品までの期間などが様々です。
また、同じ字体の名前であっても、お店によって作り方や風合いが異なることもあります。
実印の作り替えはあまり良くありませんので、お気に入りの一本を見つけるまで、いろいろなお店を覗いてみるのがおすすめです。
実印作りに予算がある場合は、お店の販売価格や送料等も一緒に確認しておきましょう。
作り方2.素材・大きさ・入れる文字・書体を決める
素材の選び方
実印に使用できる素材に、決まりはありません。
見た目・印象から選ぶ方もいれば、予算に合わせて価格で選ぶ方もいます。
ただし、実印は市区町村への登録が必要な印鑑ですので、印面の欠けや摩耗に強い素材がおすすめです。
大きさの選び方
実印の大きさは、一般的に「男性:直径15~18mm」「女性:直径13.5~16.5mm」で作られます。
名前の文字数や重厚感などを考慮して、大きさを決めましょう。
入れる文字の選び方
実印を作る場合、「姓のみ」「名のみ」「姓名両方」と様々な文字の入れ方をしますが、同じ印鑑は1つもないとはいえ、万が一に備えて家族・親族間でも使用できないように「名のみ」または「姓名両方」がおすすめです。
また、女性の場合は結婚して姓が変わると実印を改めて作り、登録し直さなければなりませんので、この点も注意して検討しましょう。
なお、実印の直径が13.5mmまたは15mmであれば漢字2~3文字、16.5mmまたは18mmであれば漢字3~4文字が作成可能文字数です。
書体を決める
どのような書体で名前を彫るかによって、印象がガラリと変わります。
実印の作り方としては、気に入った字体の中で、偽造しにくい書体を選ぶようにしましょう。
一般的には、篆書体・印相体が偽造しにくいと言われており、最も実印に選ばれている書体です。
作り方3.実印を注文
素材・大きさ・文字・書体が決まったら、印鑑通販店で注文をしましょう。
フォーマットに沿って慎重に入力をすれば、大きな間違いが出ることはありません。
ただし、旧漢字を使って実印を作る場合には、お店によって旧漢字の指定方法が異なりますので、必ず確認してからオーダーしましょう。
最近では、作成前に印鑑のイメージを確認できるサービスが普及しているので、時間に余裕がある方は是非利用されることをおすすめします。
作り方4.届いた実印を確認
実印の注文が完了したら、あとは納品を待つだけです。
実印が手元に届いたら、必ず素材・印面・汚損や破損の有無を確認しましょう。
ほとんどの場合、実印は一生使い続ける印鑑ですから、実物の確認は非常に大切な作業です。
面倒でも、念入りに隅々までチェックしましょう。
保証サービスがついている場合は、保証書の内容も確認しておきます。
作り方5.市区町村に実印を登録
実印は、手元に実印を所有しているだけでは使用できません。
必ず市区町村への登録・届出が必要になります。
実印が届き、確認が終わったら、市区町村役所へ行って実印登録を行いましょう。
指定の用紙に記入をし、登録が済めば、印鑑登録カードが発行されます。
この印鑑登録カードは、実印を使用する際に必要となる「印鑑証明書」を発行するのに必要となりますので、大切に保管します。
ちなみに、転居をして住まいが変わる場合には、その都度次の市区町村へ実印を登録しなければなりませんので、忘れずに手続きを行いましょう。